QuArKについていろいろ Part1
へたれコンパイラの話もひと段落ついたことですので、QuArKをつかってマップ製作をしたいと思います。
QuArK自体を知らなくてもマップを作ることは出来ますが、「QuArKをもっと知りたい!」という人のためにQuArKについていろいろ教えます(ただし、HSS用マップ作成に関係ある程度に教えます)。「QuArK自体知らなくてもいい」という人はブラウザの戻るをクリックして下さい。
QuArK自体を知る前に…。
私の場合、いちいちQuArKがあるフォルダに行ってQuArKを起動するよりマップ製作用のディレクトリにQuArKへのショートカットを置いてQuArKにマップを読み込ませています。
ショートカットの作り方は以下のようです。
1.何もないところを右クリックしてメニューの新規作成にあるショートカットを選びます。
2.項目の場所を入力するテキストボックスにQuArKの場所
(デフォルトでは:A or C:\Quake\QuArK\QuArK5.exe)を入力します。
3.ショートカットの名前入力を気にせず、完了をクリックします。
さて、Windowsが入っているハードディスクをA or Cと書きましたが、何故こう書いたというとPC98パソコンはシステムを起動したドライブはハードディスク、フロッピーディスク問わず必ずAドライブになっています。例えば、ハードディスクから起動した場合、ハードディスクドライブはAドライブになりフロッピーディスクドライブがCドライブになります。これに対してIBM PC/AT互換機はフロッピーディスクはA、ハードディスクはCとあらかじめ定められています。そのため、ああやって書いたのです。
QuArKのメインウィンドウ
話をQuArKに戻しましょう。QuArKを起動させるとメインウィンドウが出ます。

こんなのが出てきます。
メインウィンドウのメニューバーについて一つ一つ解説します。
Fileメニュー
New file、Open file、Save、Save as、Closeについての説明は省略します。
Save object as file…選択したオブジェクト(マップやその他いろいろ)を別のファイルで保存します。
Editメニュー
Undo、Undo/Redo、Cut、Copy、Paste、Deleteについての説明は省略します。
Copy object as…選択したオブジェクトを選択した形式でクリップボードにコピーします。
Paste Special…ペーストスペシャル画面を出します。
Import files>Import files…メインウィンドウにファイルをインポートします。
Import files>Make file links…メインウィンドウにファイルのショートカットを作ります。
Openselection…選択したオブジェクトを読み込んでエディット画面に移ります。
オブジェクトをダブルクリックで選択したり、マップを選択してOpen mapボタンを押すのも同様です。
External editor…QuArKではなく、別のエディターに選択したオブジェクトを読み込ませます。
Object properties…オブジェクトプロパティウィンドウを出します。
Configuration…コンフィグウィンドウを出します。
Toolboxesメニュー
New files…新規作成ウィンドウを出します。
Map Item…マップアイテム選択ウィンドウを出します。
Texture Browser…テクスチャ選択ウィンドウを出します。
?メニュー
View console…コンソールウィンドウを出します。
Gamesメニュー
(ゲーム名)…選択したゲーム名に対応するように切り替えます。
Sinモード以外はマップ作成に支障はないがとりあえずQuake1モードにしたほうがいいでしょう。

左のアイコン(make new map)…新しいマップを作ります。
右のアイコン(make new group)…新しいグループを作ります。
新規作成ウィンドウ

ほとんどHSS用マップ作成に関係ないので省略します。
マップアイテムウィンドウ
New Polyhedrons>Basic polyhedrons
cube…マップ上に小さな正方形を設置します。
platform…マップ上に広く薄い長方形を設置します。
wall(1)…マップ上に高く薄い長方形を設置します。
wall(2)…基本的にはwall(1)と同じですが、向きが異なります。
New Polyhedrons>Complex polyhedrons
prism, 6 sides…マップ上に六角形を設置します。
prism, 8 sides…マップ上に八角形を設置します。
prism, 10 sides…マップ上に十角形を設置します。
cuboctahedron…マップ上に正十四面体を設置します。
rombobicuboctahedron…マップ上に球体に近い形のものを設置します。
cone, 8 sides…マップ上に正八角錐を設置します。
New Polyhedrons>Duplicators & misc
Duplicator(1)…選択したマップパーツグループのコピーを幾つか作ります。階段の作成に便利。
Copy One…マップパーツ全部のコピーを幾つか作ります。
Duplicator(2)…選択したマップパーツグループのコピーを幾つか作ります。
Mirror X…Mirror Xパーツの座標を中心にX軸において線対称となる場所に選択したマップパーツグループのコピーを作ります。
Mirror Y…Mirror Yパーツの座標を中心にY軸において線対称となる場所に選択したマップパーツグループのコピーを作ります。
Mirror Z…Mirror Zパーツの座標を中心にZ軸において線対称となる場所に選択したマップパーツグループのコピーを作ります。
Mirror XY…Mirror XYパーツのザ行を中心にX軸において線対称となる場所とY軸において線対称となる場所に選択したマップパーツグループのコピーを作ります。
Digger…空白を作るマップパーツグループを作ります。このグループで設置した正方形や長方形は形に応じた空白を作ります。入り口を作るときなどに便利。
Hollow maker…中が空洞になっている箱や壁を作るマップパーツグループを作ります。このグループで設置した正方形や長方形は形に応じた中が空洞の壁になります。
Wall maker…基本的にはHollow makerと変わらないのだが・・・。
(ゲーム名) Entitles>Lights
light…マップ上にライトを設置します。
(ゲーム名) Entitles>Player Starts
info_player_start…マップ上にプレイヤー開始地点を設置します。
本家Quake等では1個しか設置できませんが、HSSで何個でも設置できます。
テクスチャ選択ウィンドウ

HSSマップ作成ではこのウィンドウを使う事はまずないので省略します。
今回はここで終了です。次回はQuArKのメインであるマップエディットウィンドウについて説明します。
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